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大衡村ふるさと美術館

記事ID:0001328 更新日:2024年3月29日更新 印刷ページ表示

ふるさと美術館バナー

大衡村ふるさと美術館について

常設展 菅野廉は,1889(明治22)年に大衡村に生まれ,山を愛し,「蔵王の画家」と呼ばれ,肖像画の名手としても知られ,1988(昭和63)年に98歳で亡くなりました。
 その画歴は,20代で才覚をあらわすと,30代には二科展で入選し,42歳にしてフランスの土を踏みます。
 サロン・ドートンヌ展に入選し,帰国してからも東京での活躍は続きます。
 53歳で従軍画家としてインドネシア方面に赴きます。55歳,大衡村に疎開中,東京大空襲によってアトリエは焼け,それまでのスケッチ,エスキース,作品のほとんどを失いました。

 菅野廉が東北の画家として活躍し始めるのはこの時期です。
 残されたインドネシアのスケッチ,パリ時代の成果,ふるさと七つ森の風景をひとつの画面に溶け合わせた「収穫の秋」を発表。この作品は,空襲で一切を焼失した菅野廉が絵筆で作り上げた,新しい故郷の姿といえるかもしれない作品となりました。

 こののち菅野廉の画風は,いくども変貌を遂げました。
歳を重ねるごとに抽象画に近いまでに省筆の進んだ明るいものになっていきます。

「具象一点張りの,一見誰にもわかる平凡な絵,良くも飽きずに描き続けたものです。」(89歳)

「自分流の色の乗せ方がわかった。これでいける。」(94歳)

1988(昭和63)年,病床で描きかけの山の空に色を置き,7月12日の誕生日まで4日だけ残し98歳で永眠しました。

企画展

大衡村ふるさと美術館では,令和6年度は下記の企画展を予定しています。
※予告なく展示内容が変更となる場合がありますのでご了承ください。

No. 企画内容 期間 概要
1

齋藤正和展

 ELEMENTS2024-遷移-

 

4月13日(土曜日)

~5月12日(日曜日)

東北生活文化大学高等学校美術・デザイン科教諭の近作から学生時代の卒業制作を含めた作品を展示

2

中村喜吉作品展

5月18日(土曜日)

~6月23日(日曜日)

仙台市在住の作家

作家の20代前半から現在に至るまでの絵画表現の変化を成り行きと思いつきという視点で展示します。

宮城県芸術協会運営委員

3

土門大士鉛筆画作品展

7月6日(土曜日)

~8月12日(月曜日)

千葉県千葉市在住の画家

色鉛筆を中心に使って描く大型絵画を展示します。

4

安彦文平作品展

8月17日(土曜日)

~9月16日(月曜日)

宮城教育大学教授

対称物を外観だけでなく内面的にもせまり、本物より写真的に表現する油彩画の作品を展示します。

5 「糸で紡ぐ」綾り作品展

9月21日(土曜日)

~10月14日(月曜日)

大衡村在住の糸かけ師

平面にピンを打ち、計画的に多色の糸を掛けて構成をする糸かけの工芸作品を展示します。

6

東北生活文化大学美術科展

 

10月28日(月曜日)

~11月17日(日曜日)

東北生活文化大学美術学部美術表現学科内で制作した課題作品、卒業制作作品などを展示します。
7

児童生徒絵画コンクール展

  「シリーズ空間力」

12月1日(日曜日)

~12月22日(日曜日)

富谷黒川地区の小中学校、支援学校等から募集した児童生徒が自由に表現した作品を展示します。
8 スマホ大衡村百景展

1月11日(土曜日)

~2月9日(日曜日)

スマートフォンで撮影した大衡村の風景・生活・歴史などの写真を募集し展示します。
9

写真家「石川眞郎写真展」

~ふるさとの山七ツ森を撮り続けて~

2月13日(木曜日)

~2月26日(水曜日)

プロの写真家を講師に、スマートフォン撮影ワークショップも開催します。七ツ森に思いを馳せ、七ツ森をカメラにおさめ続けた石川眞郎の作品を展示します。
10

宮城教育大学企画展

「第7回杜の輪展」

3月2日(日曜日)

~3月28日(金曜日)

宮城教育大学美術科の学生・卒業生・教師の作品を展示します。

開館時間・料金等

  • 開館時間
    4月~10月 午前10時~午後4時
    11月~3月 午前9時30分~午後3時30分
  • 入館料
    一般 200円
    高校・大学生 150円
    小・中学生   100円
    ※小学生に配付されている,どこでもパスポート利用の場合は無料

住所等

〒981-3602
宮城県黒川郡大衡村大衡字平林39番地12

電話番号 022-345-0945